コロナの深刻さをやっと認識した欧米投資家

<三菱UFJ銀行 週間為替予測 2月14日掲載>

●ドル円:ドル高の支えと本邦勢の対外証券投資
予想レンジ 108.50~110.50円
●ユーロ:目先は一段の下ぶれ懸念
予想レンジ 対ドル 1.0700~1.0950
予想レンジ 対円 117.50~120.50円
●人民元:感染拡大に関する続報で方向感を探る展開
予想レンジ 対ドル 6.9500~7.0200
予想レンジ 対円 15.49~15.89円

ドル円:来週の見通し 高値更新視野も燻る反落リスク
米国では、通常のインフルエンザでの国内死者数が 1 万人を大き く上回っていることから、その対比で新型肺炎に関するセンチメン ト悪化は限定的だ。来週も引き続き米国の株式相場の続伸や本邦勢 の円売りを支えにドル円が直近高値 110.30 を試す展開はありそうだ。 とは言え、2 月 10 日に北京市内の病院を訪れた習近平国家主席が、 状況は依然として非常に厳しいとの認識を示すなど、中国を起点に、 新型コロナウイルス感染拡大への懸念は寧ろ高まりつつある。市場 の楽観論とは裏腹に事態が長期化する可能性が低いとは言えず、中 国を含むグローバルなサプライチェーンへの打撃も不可避となろう。 米国を含む世界の実体経済への下押し圧力には警戒を要する上、先 述の通り、これまで米国の株式相場を下支えしてきた一因でもある FRBの資金供給も徐々に絞られる方向性が示された。市場心理が再 び悪化する可能性が低いとは言えず、それほど深くはないにせよ、 109 円台を割り込む展開も大いに有り得るとみる。

独政治の不透明感
2 月 10 日にドイツ最大与党キリスト教民主同盟(CDU)のクラン プ=カレンバウアー(AKK)党首は年内に党首を辞任し、次期首相 候補選にも立候補しないとの意向を表明した。CDUの支持率が低下 しており、ドイツ政局の先行き不透明感から、ユーロは幾分下落し ている(詳細は巻頭トピックス「独政局:CDU党首辞任で高まるユー ロ下振れリスク」ご参照)。次なる焦点は、後任争いとなるが、来 週にもクランプ=カレンバウアー氏が有力候補とされるメルツ元院 内総務、ラシェット・ノルトライン=ヴェストファーレン州首相、 シュパーン保健相と面談することになっている。今のところ 3 名と も立候補しておらず、市場が期待する財政拡張などへの言及もない。 ただし、3 名ともクランプ=カレンバウアー氏に比べ国民から支持 されており、今回の件で低下したCDUの支持率回復が期待できそう だ。この為、新党首が決まれば、政治情勢をめぐる不透明感が後退 し、ユーロは次第に持ち直そう。

ユーロ:来週の見通し
上述した通り、新型コロナウイルス感染拡大を受け、域内景気へ の下振れ懸念が高まり、ユーロは下落している。来週も景況指数が 予想通り低調な結果となれば、これまでの景気回復期待が萎み、ユー ロは対ドル対円ともに軟調に推移しそうだ。

人民元:来週の見通し
これまで人民元相場に大きな影響を与えていた米中通商協議は、 第 1 段階の合意の成立でその履行状況を見極める段階に入っており、 目先の材料としての注目度はやや後退した感がある。当面の市場の 注目材料は、新型ウイルスの感染拡大が、中国景気や世界景気にど のような影響を与えるかに移っている。既述の通り、今週の人民元 相場も本件に関わる報道に振らされる展開となった。来週の人民元 相場も、これまでの基準によるデータでは中国国内における感染拡 大にはピークアウトの兆候がみられていたが、今回明らかとなった 新たな基準ではどうなのか、他にまだ集計からもれている感染者は 存在しないかなど、新たな情報次第で方向感を探る展開となろう。 来週 20 日には、中国人民銀行が金融機関の貸出金利のベンチマーク となる最優遇貸出金利(LPR)を発表する。ブルームバーグ集計の 市場予想では、1 年物で 4.15%→4.05%へ、5 年物で 4.80%→4.75%へ の引き下げが予想されている。金融緩和は教科書的には当該国の通貨安要因だ。もっとも、ウイルスの感染拡大による景気減速リスク が強く警戒されている現状では、先週の中国人民銀行による資金供 給と同様に、むしろ景気支援材料とみなされて、株高・人民元高材 料になる可能性があろう。

20200214三菱UFJ銀行資料1

<ラジオ日経 ザ・マネー 2月14日放送>

それでも株高は続きそうですね 異常相場です・・・・

2月14日データ
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株は高値追求も為替は円高必至かと

先週 中国とロシアは経済失速を避けるために それぞれ20兆円規模の経済緩和策を発表したことで市場はコロナウィルス蔓延でも株の上昇基調を維持しましたが 以前より人民元と日本は相関が強くなっていますので これ以上 中国の経済発展が見込めない中では中国の緩和政策と日本の緩和政策の限界にある状態では円高に傾くはずです。急落になるのは米国の経済指標が悪化の兆しを見せたときです。その時期は米国の大統領選が終了する11月までは 来ないと思いますが・・・ここから先 ポジティブな情報が見込めませんので 戻り売りがメインですね。

三菱UFJ銀行の週間為替情報は 掲載がありませんでした。

<ラジオ日経 ザ・マネー 2月7日放送>

2月7日データ
20200207_3ドル円は下方向109.54-109.53がボリンジャーバンドのTP21を含む第一の弱い鉄板 109.29-109.15が第二の鉄板 そこから下 109.04-108.77にかけてが超鋼鉄板で109.04~108.81にかけては-1σと一目均衡表の基準値を含む上昇基点になってますが 108.97という位置に一目均衡表の基準値があるということは それだけ上昇が突発的にあるので いつでもここまで下落する可能性が十分有ります。上方向は110.08に+1σがあり +2σは110.61にあります。

対米ドルではEUR/USD GBP/USD AUD/USD NZD/USDでは一目均衡表の基準値は全て金曜日の高値よりおよそ100pips上にあり先週は米ドル買いが強かったことを顕しています。これはISM製造業景況感指数・雇用統計への期待から買いが膨らんだものです。米国経済はこの先も大統領選挙までは強いと見込まれ中国経済は悪化の一途でしょうからドル円は上げそうで上げずズルズル下げ クロス円は尚更 下げていくことが見込まれます。

ユーロは経済指標がその後 横這いになってますので買いが出る見込みが薄くなりましたね。 全てのクロス円は戻り売りが有効ですね。

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大負けでようやく学んだテクニカル