外国為替の時間的特性

世界中で行われている株式取引で以下に2010年度出来高の大きい証券取引7組織と中東・ロシア+香港+ニュージーランド+オーストラリアを表示しました。NYSEユーロネクストとNASDAQの2組織の出来高が飛びぬけて大きいことがわかります。証券ビジネスの中心がアメリカ・欧州が圧倒的だということですね。尚、世界最大の取引高を持つニューヨーク証券取引所は組織ではNYSEユーロゼクストに所属しますが取引時間はNASDAQ同様の東アメリカ時間に該当します。

欧米が中心とはいえ それでも昨今は中国の躍進が際立っております。中国国内ではアジア最強経済都市 深センと上海、香港の3つがあります。この3取引所の出来高を合計すると調度 東京証券取引所の3倍程です。確かに日本には大阪証券取引所、名古屋証券取引所もありますが数値的には世界レベルまでにはなっていません。また香港は独自の香港ドルを昔から使っており政治・経済で中国に含めてカウントすべきか はありますが事実中国国内ですので・・・中国の大きさはダテではありませんね。今後はインドも急激に増えてくるでしょうね。

一方で政治的に社会主義国であるロシアや一部中東国は企業の成長が微弱ですので出来高も少なくなっております。また、つい先頃まで急成長していたアブダビ・ドバイなどはピーク時の半分以下に衰退しており東京証券取引所の出来高の1%程しかありません。

証券取引による為替の影響は今更ですが、この関連性は一方通行だと自分は思います。株価の上下動が為替の上下動に影響を与えますが為替の上下動は株価の上下動には何ら影響を与えません。更に、時事的突発事件では事件発生国の国単位で動くのは株も当該使用通貨の為替も同じですが、為替の場合はそれよりもリスクオン・オフのどちらかがのほうがずっと大きな上下動要因になります。日銀の追加緩和がなされたつい最近まではリスクオフでは安全通貨の日本円・スイスフランが買われたのですがアメリカ経済の回復に伴いリスクオンではUSドルが対ユーロ、ポンド、オセアニア通貨で売られリスクオフではその逆になってきました。日本円は対USドルに対して買われすぎの場合を補完する意味でさらに安全を取る場合に買われている傾向があります。ここ1年USドルが世界市場で相当数買われているということです。

主要7組織 証券取引所 + α
世界主要証券取引所

セルの着色意味
セル着色_黄色夏取引時間帯
セル着色_濃灰冬取引時間帯
セル着色_濃緑完全休み時間
セル着色_薄緑お昼休み開始・終了時間

セルの時間が濃赤で着色されているのは値動きの大きい時間帯です。
オセアニア地域のNZ証券取引所、AU証券取引所は南半球にありますので日本を初め他の証券取引所の夏時間の期間は冬時間になり冬時間の期間はオセアニア地域では夏時間になります。この表上では解かり易くする為、日本や他の証券取引所にあわせて北半球の季節でセルを着色してあります。ですので、北半球の夏時間時が該当するセルの黄色着色時間帯の期間 オセアニアでも黄色のセル着色時間帯が該当します。つまり 3月第2日曜日~11月第1日曜日の期間は黄色のセルが取引時間になり、11月第1日曜日~3月第2日曜日の期間は灰色のセルが取引時間になります。
尚、日本と中国の各証券所でも夏時間・冬時間の区別がありません。年間を通して取引時間は同じです。
お昼休みの時間帯は日本・中国の証券取引所のみに存在し欧米・オセアニアでは存在しませんので欧米では昼食時間帯では取引高は減るものの取引自体は行われています。日本・中国ではお昼休みは完全に取引が止まります。

上記表にある証券取引時間で重要なのはオープニングとクロージング時間です。始まりと同時に一気に買い・売りが畳み込まれますのでそれを見越してポディションを持っているのがベストです。しかしどちらに動くか予想できない場合のほうが多いことも事実で日本時間で売り込まれても逆に一気に買われることもありますので、IFOで挟み込んでストップ買い売りするのもテです。特に欧州時間の始まる夏時間では16時にこれを行うと効果的です。その後最低30分間は同一方向にしか動きませんし、その後も20時過ぎまで同じ方向にさらに動くことが多いです。ドイツ証券取引所が始まる15時からは15:00~15:30までと15:30~16:00までが逆に動くことが多いです。欧州時間では17時から始まるロンドン証券取引所が参加する事でさらにそれまでの動きに加速が付きます。

夏時間のアメリカ時間は22時半から始まりますがそれまで欧州時間と逆向きで欧州時間の終わりとなる0:30まで同一方向に向かってピークを向かえ30分間は決済で逆方向に動き、さらに30分後の1:30ロンドン取引所のクロージングでさらに0:30のピークを押し上げる(下げる)傾向があります。1:30以降は取引が疎らになりアメリカ時間クロージングとなる5時に若干動きます。しかし4時から突発的に動く傾向があるのは不思議です。理由はわかりませんが対円でなく対AUDに対して動くように思われます。

また値動きは例えばUSドルで 120.78でアメリカ時間や欧州時間に突入したならば全体的にトレンドが無いならば一旦121.00突破を試みる傾向があります。切りの良い数値を突破してストップ売りを誘うものでその後の値動きを期待してのトライです。突破後、値動きが少なければ直に決済されますのでここで慌ててその方向にポディションを持つと地獄を見ます。121.00突破後120.90辺りでウロウロしている場合で値動きの大きい証券所のオープニング・クロージング時間までかかったならば大概もう一度大きくトライされます。

以上 ポディションの方向性としては全くトレンドが弱いか又はレンジ内取引の状態ならば以下のようになる傾向があります。

 

 

大負けでようやく学んだテクニカル